阿部孝則の『寡黙な麻雀王者』

第50回連載

9月7日この日はいよいよ第17期令昭位戦A1リーグB卓の第9節を迎えようとしていました。
上位4名に残れない場合、一年間に及ぶこの戦いは今日で敗退となります。
第9節の一部まで終了したトータルポイントは以下の通りです。

【第9節の一部終了時点の順位】

1 河野高志   +279.6
2 小川光    +214.1
3 藤中慎一郎  +183.1
4 津田挙士   +57.4
5 楢原和人   △26.8
6 阿部孝則   △37.4
7 白田みお   △58.1
8 谷井茂文   △86.9
9 松ヶ瀬隆弥  △90.2
10 仲川翔    △114.7
11 藤井光    △124.4
12 多井隆晴   △237.2

河野と小川はまだ対局が残っているものの藤中までの上位3名は決定戦進出当確と言って良いでしょう。
決定戦進出のために私は今日94.8以上プラスしなければならず、尚且つ同卓の楢原より10.6P以上プラスしなければなりません。
もちろん不可能な数字ではありませんが果たして。
1回戦は楢原、阿部、藤井、仲川の並びでスタート。
先制リーチの私に仲川が追いかけリーチ、親の楢原もダブル東混一色でテンパイしています。
東発からの息詰まるめくりあいは私が2600の出アガリ。
東2局、私は親番で先制リーチ。
しかしドラドラで仕掛けた楢原のアガリとなり1000,2000。
東3局は私が400,700。
東4局も私が2600の出アガリ。
南1局は仲川の先制リーチに親番楢原が粘ってテンパイをとって流局。
1本場では私が先制リーチを打ちますがアガッたのは仲川で3900は4200。
南2局の私の親番、混一色で仕掛ける私、高目12000のテンパイ。
そこに楢原がピンフドラドラで先制リーチ。
結果は私が楢原に放銃して8000。
南3局は楢原が1000で捌きます。
南4局は藤井の先制リーチ、しかし私のテンパイ打牌が藤井に放銃となり3900。
1回戦は楢原トップ私は4着となってしまいます。
2回戦は仲川、藤井、楢原、阿部の並び。
東1局、先制リーチの私に藤井が手詰まりで放銃3900。
東2局は親の藤井が楢原から2900の出アガリ。
次局は親番藤井の先制リーチを交わして仲川が500,1000。
東3局、私が先制リーチをしますが楢原に交わされ300,500。
1本場となり親番楢原がピンフドラ3をダマテンとします。
ここに飛び込んでしまったのは藤井、12000は12300。
次局も楢原が1000は1200オールのツモアガリ。
3本場となり楢原が先制リーチ。
私もテンパイをとり2人テンパイで流局。
4本場でも楢原の先制リーチが入りますが、ここも流局。
5本場、ようやく先制リーチが打てた私、これを一発でツモって2000,4000は2500,4500のアガリ。
長い楢原の親番が終わり東4局の私の親番。
藤井の先制リーチに既にイーシャンテンの私が一発で当たり牌を掴まされ放銃、8000。
南1局は楢原が先制リーチ、終盤にツモって裏1の2000,4000。
南2局は藤井が仕掛けて1000オールのツモアガリ。
1本場でも藤井が1000は1100オールで連荘。
2本場は仲川の1人テンパイで流局。
南3局3本場、私が先制リーチすると程なくツモって裏裏の2000,4000は2300,4300。
オーラス、トップの楢原まで5100点差の2着目で迎えた親番。
三色確定のペン3ソーで先制リーチする私。
終盤にラス牌の3ソーをツモって4000オール。
トップ目に立ちます。
次局、藤井の先制リーチを受けるもののオリの選択ができない私は粘って流局まで持ち込みます。
2本場では混一色で仕掛ける私の手は18000確定。
数巡後にツモって6000は6200オール。
決定戦進出に一縷の望みを繋ぎます。
3本場、先制リーチで畳み掛ける私でしたが藤井に交わされて2回戦は終了。
私は一回戦目の4着を帳消しにしてありあまる75000点のトップとなります。
3回戦は楢原、藤井、阿部、仲川の並び。
藤井の先制リーチに楢原が飛び込んで8000。
東2局は仲川が先制リーチ、ここは流局して1人テンパイ。
東3局1本場、私の親番でしたが藤井のダマテンに捕まり5200の放銃。
東4局は親の仲川が楢原から2900の出アガリ。
次局は楢原の先制リーチに親の仲川が追いかけリーチ。
ここは楢原がツモって2000,4000。
南1局、ドラ単騎の七対子で先制リーチする私でしたが藤井の当たり牌を掴まされ2600の放銃。
南2局は親の藤井が先制リーチ、程なく高目をツモって6000オール。
次局は楢原が先制リーチ、仲川が粘って2人テンパイ。
南3局2本場、私の親番でしたが藤井が1300,2600のツモアガリ。
オーラスも藤井がアガリ3回戦は藤井トップ、私はまたしても4着で終了。
4回戦は仲川、楢原、藤井、阿部の並び。
開局、先制リーチの私がツモって2000,4000。
東2局も先制リーチの私はこれもツモって500,1000。
東3局は七対子の南単騎で先制リーチの私。
楢原のオリ打ちを仕留めて6400。
東4局、楢原の先制リーチに親で既にテンパイしている私が放銃、5200。
南1局は楢原の先制リーチに親の仲川が追いかけリーチ。
ここは仲川がツモって1300オール。
次局は楢原の先制リーチに藤井が放銃して5200は5500。
南2局は藤井が仕掛けて1600,3200のアガリ。
南3局、親の藤井の先制リーチに3面張で追いかけリーチをする私。
これを仲川から討ち取り3900のアガリ。
オーラス、最後の私の親番で永遠に連荘すれば決定戦進出もありましたが、そんなうまくはいきません。
仲川が藤井から12000をアガリ、4回戦はトップで終了。
第9節は少しプラスして私の第17期令昭位戦はここで敗退となりました。
今期は途中いい所までいきながら決定力に欠ける場面が多く、要所、要所で大きくポイントを伸ばすことができなかったことが大きな敗因と思われます。
また細かい点でも修正しなければならない点は多く課題は山積みです。
来期に向けてもう少し良い戦いができるように努力しなければなりません。

第51回連載へ続く。