一般社団法人 グローカル政策研究所
阿部孝則の『寡黙な麻雀王者』
第35回連載
令昭位戦A 1リーグも第3節が終わり前半戦から中盤戦に移ろうとしていました。
第4節C卓の私は最終組の対局となり第3節と第4節の一部終了時の成績は以下の通りです。
第3節と4節で大勝した松ヶ瀬が首位を独走しておりそれに河野と多井が続いています。
私も第3節で30弱プラスしてなんとか上位グループから大きく離されないように踏ん張っています。
今後上位陣に食い込んで行くためには今節は是が非でもプラスしなければならないところです。
一方、現令昭位の谷井は調子が悪いのか既にマイナスが200を越え1人大きく離された状況でかなり苦しそうです。
6月20日
令昭位戦A 1リーグ第4節C卓
起家から多井、阿部、河野、楢原の並びでスタート。
多井、河野の軽いアガリの後の私の親番。
ピンフ、ドラ1、高目一通の大物手でリーチするも流局。
1本場では河野が2000,4000のツモアガリ。
流局を挟んで多井が河野から8000は8300。
次局は親の楢原から先制リーチを受けるますが、私もピンフのみをダマテンでかわして南入します。
南場は小場となり早くもラス前の河野の親番。
河野の早いリーチはペン3マンのリーチのみではあるが親リーチであるため効力は絶大である。
そして私のテンパイ打牌が放銃となり裏裏の7700。
安手であるとホッとしたところに裏ドラ2枚は正直キツい。
オーラスは親番の楢原が仕掛けて役牌、混一色、一通の4000オールをモノにしてトップ目に立つと1本場で河野が2着キープのアガリ終了。
私はまたしても4着スタートとなりどうしても気持ちの良いスタートを切ることが出来ません。
2回戦は多井、楢原、阿部、河野の並び。
北家の河野の2000,4000でスタート。
次局は多井が1300,2600のツモアガリ。
親番を迎えた私は楢原の先制リーチを受けるも粘ってかわし1500+リーチ棒の収入。
その後河野と私がそれぞれ2000をアガリ早くも南入します。
親の多井の先制リーチにドラドラの楢原が押し切り多井から3900+1000。
次局は多井が仕掛けて2000は2300。
ラス前の私の親番を迎え上から下まで6900点差という超接戦になっています。
私はタンピン、三色をダマで楢原から討ち取り12000。
一旦トップ目に立つものの次局は河野に3000,6000をツモられオーラス。
私は14巡目に四暗刻単騎をテンパイ。
マチは1枚切れの北単騎です。
役満確定の32000に感情を押し殺していますが、ツモる指先には自然と力が入ります。
しかし結果は流局で2回戦終了。
役満を狙いに行かなければトップはとれていた可能性が高いため賛否が別れる1局となってしまいました。
3回戦は河野、阿部、楢原、多井の並び。
親の河野が仕掛けて2000オール。
一本場では親リーチをかわした多井が300,500。
続けて多井が3900の加点。
東3局は親の楢原の1人テンパイ。
次局は私が1300は1600をアガリ東4局。
多井の親番は河野がアガリ南入。
親番の河野はチーテンの清一色を多井から討ち取り12000。
次局は楢原が300,500。
私は親番で先制リーチを打つも楢原がタンピン、三色を私の現物で静かに待っており多井から8000。
更に親を迎えた楢原にダブルリーチが入りマチはペン7ぴん。
直ぐに後スジになり河野から7ピンがこぼれ裏1の7700。
一本場では多井がリーチして七対子をツモりオーラス。
私は七対子をテンパイして中単騎でリーチ。
多井のテンパイ打牌の中を捉えて裏ドラも乗せて8000。
なんとか2着に浮上し3回戦を終了します。
今日もラススタートでしたが2着、2着ときてマイナスは最小限に抑えてられてはいます。
そして最終4回戦、並びは多井、楢原、河野、阿部の順。
多井の早い親リーチに一向聴の楢原が飛び込み12000。
次局は河野が1000,2000のツモアガリ。
小場が続いたあとの私の親番。
河野のピンズの混一色仕掛けてに対しドラ1の3-6ピンのテンパイを果たした私はリーチ。
すると望外の一発ツモで4000オールの大きなアガリ。
次局は多井が楢原から8000は8300をアガリ南入。
親番の多井がピンフ、ドラ1をリーチでツモり2600オール。
更にタンヤオ、ドラ3をリーチでツモり6000は6100オール。
多井が一気にダントツとなり私は3万点ちょいをキープしてるもののこれ以上素点を削られるわけにはいきません。
流局を挟んで私は6-9マン發という反則3面マチの先制リーチを打ちますが親の楢原に追っかけリーチをされてしまいます。
枚数的には完全に有利な私でしたが楢原のカン5マンを掴み三色とドラ1がついて12000の手痛い放銃。
その後多井が軽くアガリを決めてオーラス。
私は親番でピンズの染め手に走ります。
しかし終盤に持ってきたのはドラの6ソーです。
楢原の仕掛けはマンズの1,2,3でチーしておりドラで当たって8000のケースはかなり少なく私の仕掛けに明らかに他家も対応しています。
私は少考の末読みを効かせてドラをツモ切ります。
しかしこれが楢原にジャストミート。
三色、ドラ3の8000直撃で私はラスまで叩き落とされてしまいます。
一時はトップ争いをしていて最低でもプラスポイントは持って帰らなければならなかったこの半荘でまさかのラス落ちはいただけません。
今日は集中力を欠いていたのか細かいミスが多くそれがこの結果を呼び込んでしまった感が否めません。
せめてラス前とオーラスで違う選択をしただけでも数十ポイントかわっていたことでしょう。
こんなことではこの先も良い結果が出ることはありません。
対局を見返して反省点と対策を見直すとともにメンタル面も良い状態で試合に臨まなければなりません。
幸いなことに残りは5節もあります。
挽回のチャンスはまだまだ残っているはずです。
第36回連載へ続く...