一般社団法人 グローカル政策研究所
阿部孝則の『寡黙な麻雀王者』
第33回連載
2024年になりRMUのリーグ戦である令昭位戦A1リーグは過去最大人数の12名となります。
他団体のA1リーグと遜色のないこの人数になるまでRMU発足から実に17年の歳月を費やしています。
所属するメンバーは代表の多井隆晴を筆頭に河野高志、藤中慎一郎、谷井茂文、松ヶ瀬隆弥、仲川翔、楢原和人、白田みお、小川光、藤井光、筒井七夜、と私阿部孝則の12名です。
また令昭位戦A1リーグは年間9節(36半荘)行い下位8名が敗退となります。
残った4名でそれまでのポイントを半分持ち越し3節(12半荘)行い令昭位が決定します。
2024年4月13日
私の1節目はA卓となり対戦相手は楢原和人、松ヶ瀬隆弥、小川光の3名です。
解説にはKADOKAWAサクラナイツの堀慎吾さんをゲスト解説としてお招きしています。
新年度一発目の公式対局1回戦東1局
北家スタートの私はドラのカン3ソウ待ちのテンパイを果たしますが役なしのままダマテンに構えます。
ある程度分の悪い勝負でも先制リーチであればする人は多いと思います。
しかし数巡後親の楢原からリーチが入ります。
そして更に南家松ヶ瀬からもリーチが入ります。
私はこういう時のためにドラ待ちやドラを持たない形では無理をせずに様子を見ていたのです。
しかし結果は私がリーチさえしていればおそらく私のアガリとなっていた確率が高かったようでした。
そこで流局ならまだ不幸中の幸いと言えましたが、最後のツモ番で親の楢原に4000オールをツモられます。
安全策が裏目に出た形の典型となってしまいます。
そして結果が見えてしまっているだけに思い切って勝負に出る手もあったかと悔やまれる1局になってしまいます。
次局は松ヶ瀬が1300,2600の1本場をツモアガリます。
松ヶ瀬の軽い連荘のあと小川にもアガリが出る中で私は東1局の裏目がひびいたのか東場は一度もアガれずラス目のまま南場へと入っていきます。
南場では小川が好調にアガリを重ね楢原を捲ってトップ目に立っています。
私はツモられ貧乏のままジリジリする展開が続きオーラスの親番を迎えます。
しかし軽い仕掛けを入れていた松ヶ瀬のアガリとなり私は反撃のチャンスもないまま4着で初戦を終えます。
続く2回戦目は松ヶ瀬の2000,4000のツモアガリからスタートします。
東2局は、松ヶ瀬、小川の2軒リーチが流局して私の親番を迎えます。
久々に先制がとれた私はリーチをツモり1000は1100オールと供託2000の収入。
続く2本場も3-6マン待ちで先制リーチを打ちますが小川に交わされ思うように加点できません。
この半荘も好調な小川がゲームを引っ張る形となりそれに松ヶ瀬が続いています。私は点棒こそ減らさずに耐えていますがアガリが遠く苦しい展開のまま南場の親番を迎えます。
小川の先制リーチを受けますが私も追っかけリーチと勝負に出ます。
しかし好調小川のツモアガリとなりオーラスを迎えます。
私は上も下も離れた展開の3着目です。
最後も満貫確定のリーチをします。
ツモって裏が1枚でものれば2着に浮上できます。
私のマチ牌はリーチの時点では山に3枚いたようです。
しかし敢えなく流局となり3着で2回戦は終了します。
1、2回戦を終えチャンスが少ない上にそのチャンスもモノに出来ない嫌な展開が続いてしまっています。
次あたりでなんとかこの嫌な流れを断ち切らないことにはこの先が思いやられます。
続く3回戦では私の願いが届いたのか聴牌料で加点したあとの東3局に絶好の配牌がきます。
マンズと字牌が多く手牌に組み込まれており混一色狙いにはもってこいの配牌といえます。
2枚目の北から仕掛けすぐに白も仕掛けます。
すると直ぐ中を自力で暗刻にし白、中、混一色の8000をテンパイします。
マチは2-5マンです。
そこにすでに親で發、三暗刻の9600をテンパイしていた松ヶ瀬から5マンが出て8000の収入となります。
その後は展開に恵まれ荒れた展開にはならずに南場に入っていきます。
点棒の横移動が多いため自身の点棒を減らすことなく途中で400,700のツモアガリなどを含めトップ目のまま南場の親番となります。
ラス前の私の親番も小川から松ヶ瀬への8000の横移動でトップ目をキープしたままオーラスを迎えます。
オーラスはラス目の松ヶ瀬から先制リーチが入ります。
私は松ヶ瀬に8000以上を放銃すると3着まで落ちてしまうためそれだけは避けなければなりません。
程なくツモって2000,4000とし松ヶ瀬は4着から2着に浮上し私がトップで3回戦が終了します。
40近くあったマイナスポイントは10ちょいまで減っています。
残すところは4回戦のみです。
東2局に私は楢原の先制リーチを受けながらもツモり四暗刻をテンパイします。
しかしマチが目に見えて残り1枚しかありません。
そのためがむしゃらに勝負というわけにはいかず途中で危険牌を掴みオリに回されて流局となります。
東3局では8マンが高目のリーチ、ピンフ、3色の先制リーチを打ちます。
山に高目が3枚合計6枚ありましたがツモれず流局してしまいます。
やってる最中では残り枚数などはわからないもののこれくらいの手が簡単にアガレない日は苦労するのは経験則としてわかっています。
さっきは念願のトップはとれたもものやはり今日はそういう日なのか?と思っていた矢先、次局にも手が入ります。
なんとダブルリーチ、ピンフの6-9ピンマチという手牌がご褒美のように天から降ってきたのです。
程なく安全牌も乏しく手も悪くない小川が浮いている9ピンを放銃します。
裏ドラも乗り8000は83000+供託1000の収入となります。
これで私は微差ながらトップ目に立ち南入します。
その後も淡々とした展開が続いて私はトップ目をキープしたままオーラスを迎えます。
そしてまずラス目の小川から先制リーチすぐに親の松ヶ瀬からも追っかけリーチが入ります。
そして更に2着目の楢原からもリーチが入って3軒リーチとなります。
幸い手詰まりにはならなそうでしたがどうやら簡単にトップは取らせてもらえそうもありません。
数巡後松ヶ瀬が掴んだ4ピンに小川と楢原の2人からロンの声がかかります。
しかしRMUルールにタブロンはなく全て上家の頭ハネとなります。
楢原のアガリはリーチのみの1300で供託の2000を加えても私には届かず奇跡のトップで4回戦が終了します。
最初は出だしからどうなるか先が思いやられる展開でしたが、終わったみれば小さいながらも2連勝で開幕戦を締めくくります。
この先もどんな困難が待ち受けているのかわかりません。
しかし麻雀は出来る限りの精一杯をコツコツやっていくしか道がありません。
第16期令昭位戦はまだ始まったばかりです。
第34回連載へ続く...