一般社団法人 グローカル政策研究所

N'est-ce Pas?

第2回連載

私の人生はまだ始まったばかりだ。女性の平均寿命が90歳近い現在、まだ人生の三分の一を経験してきたにすぎない。
それでも、アート、音楽から始まり、コスプレイヤー、アニメ声優などなどをやりながら、今ではプロの女流麻雀士として一所懸命頑張っているつもりだ。接してきた人の数も種類もバリエーション豊かだと思う。

なので、今回は少々私なりの人間関係論の入り口みたいなお話しをしてみたい。

具体的な交流の中身や形は後の機会に書きたい。個人情報が厳しい世の中だから、限界はありますけど。今回は、そんな具体例から共通して感じられることを少し抽象的にお話ししたい。ちょっと、哲学的というか思索的というか。「私的対人関係論序説」です!

"人は第一印象で決まる"と言われているが、果たして本当にそうなのだろうか?

正直、私はその通りだと思っていた。例えば初めて会った時、感じが悪いなぁとか、苦手なタイプだなぁとか。理由はよくわからないがマイナスな感情を抱いてしまったり。
だがその後関わっていく中でやっぱりこの人はいい人だ!初め感じたものは何だったんだろう?仲良くなれて良かった!などと思い直すことは多い。
しかしまた、嫌になる瞬間が必ず訪れるのだ。もしくは決定的に相手を嫌いになる事件が起きる。
そして、第一印象を信じてこの人と付き合わなければ良かった、と思い知らされる。

人生これの繰り返しだからもう懲り懲りだ。私の短い30年ほどの経験の中でだが、"人は第一印象で決まる"。その通りだと思っていた。

だがなぜ第一印象で決まってしまうのだろうか?私は不思議で仕方ない。
言葉で表現するのがとても難しいのだが、仮に初めて会った相手の第一印象があまり良くなかったとしよう。
その場合、もし自分が相手の立場だったら、自分に対して何かしらの負の感情(嫌悪感、嫉妬や僻み嫉みなど)を抱いている、もしくはただ単に不機嫌である(ということは感情の起伏が激しい人である)、または誰に対しても攻撃的な人である、、、。
そういったケースしか考えられない。
私の検証はここまでで止まっていた。
つまりやはり"人は第一印象で決まる"。

だが最近これは断定できないのでは?という疑問が生まれてきた。
初めて会ったとき、とても不快に感じたことが私の勘違いだったことがあったのだ。
もちろん不快にさせてしまう相手にも非があると思うが、お互い人間だ。常に完璧な立ち振る舞いをできるわけがない。
勘違いや誤解もある。

ただ人付き合いはこちらから閉ざさない限り一生続いていく。
私の疑問に答えが出るのはいつのことになるのだろうか。

先日、著名な週刊誌やエンタメ・メディアに取材していただくチャンスをもらった。とても良い記事を書いていただいて有難い限りです!感謝_(._.)_

でも取材をお受けしてライターさんたちとやり取りすると、今度は自分の第一印象ってこうなんだあ、と新しい発見もたくさんあった。次回はそんな話をご報告してみたい。

うにふり

サンリオピューロランド

COLUMN

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