阿部孝則の『寡黙な麻雀王者』

第48回連載

8月14日は令昭位戦A1リーグ第7節B卓の対局日となっていました。
第6節と第7節の一部の対局が終わっておりその結果は以下の通りです。

【第6節と第7節の一部終了時点の順位】

1 小川光    +237.0
2 河野高志   +226.9
3 白田みお   +29.6
4 津田挙士   +20.6
5 阿部孝則   +18.3
6 藤中慎一郎  △9.8
7 楢原和人   △26.7
8 藤井光    △50.5
9 松ヶ瀬隆弥  △52.6
10 仲川翔    △78.5
11 谷井茂文   △82.5
12 多井隆晴   △243.8

上位2名は決定戦を見据えて安定した戦いを続けており、流石と言わざるを得ません。
一方100P近いマイナスから2節で一気に3位まで飛び込んできた白田は唯一の女性A1リーガーです。
そのため他の順位も目まぐるしく変動していますが、このような波乱は麻雀であれば珍しいことではありません。
私自身も前節にポイントをプラスに戻しており、トータル3位のボーダーまでもが下がったことは私にとっても好都合です。
果たして第7節はどうか?
1回戦は藤中、小川、阿部、津田の並びでスタート。
東1局、私は不用意な牌で5800を放銃してしまいます。
これは対局に入り込めていない証拠で非常に良くありません。
早い段階で立て直さないと大変なことになりそうです。
次局、気を取り直して先制リーチをする私でしたが、これも藤中に阻まれます。
1500は1800、2連続放銃となり嫌なムードがたちこめます。
2本場では津田が先制リーチ。
これをツモって1300,2600は1500,2800のアガリ。
東2局も津田が先制リーチを谷井から出アガリして1300。
東3局の私の親番、2副露の清一色をテンパイするも藤中に交わされ1000の放銃。
めぐりが悪く嫌なムードです。
東4局は小川が先制リーチ。
これに親の津田と清一色模様の藤中が仕掛けて応戦。
三者のめくり勝負は藤中に軍配があがり2000,4000のアガリ。
南1局、私の手牌は配牌で七対子の西単騎でテンパイしていました。
第1ツモでツモれば地和の役満です。
私は力を込めて盲牌しますがその牌は西ではありませんでした。
そのままツモ切りでダブリー。
これは待ちが優秀過ぎてすぐに藤中から出て6400。
南2局、まだラス目の私はメンタンピン一盃口で先制リーチ。
しかしここはツモれず流局して1人テンパイ。
南3局の私の親番、北家小川の仕掛けに翻弄されテンパイすら取ることができずに流局、小川の1人テンパイで親が流れてしまいます。
私は再びラス目でオーラスを迎えます。
トップ目藤中の先制リーチに小川が押しています。
私も仕掛けて3着狙いを試みますが、津田のリーチ宣言牌が小川に捕まり1回戦は終了。
トップは藤中、2着に小川、私は4着となってしまいます。
2回戦の並びは小川、藤中、津田、阿部。
東1局、津田の清一色仕掛けが炸裂して2000,4000。
東2局も津田が先制リーチ、程なくこれをツモって1300,2600と好発進の津田。
東3局、親の仕掛けと藤中の先制リーチを受けるも仮テンをツモって400,700。
東4局の私の親番、仕掛けて2900を小川から出アガリ。
1本場では津田の先制リーチ。
親で粘りたい私は後スジを追って放銃。
三色出来合いの5200は痛い放銃となった。
南入しても津田の勢いは止まらず、またしても先制リーチ。
これもツモって2000,4000。
私はかろうじて2着をキープしているが2着から4着までほぼ並びの状態で気が抜けない。
南2局、ラス目の小川が先制リーチ。
ここは流局して1人テンパイ。
南3局は藤中の先制リーチに親の津田が追いかけリーチ。
めくり勝負は津田が藤中のあたり牌を掴んで放銃、3900。
そしてオーラスの私の親番。
配牌とツモに恵まれピンフドラ1の3面張で先制リーチ。
ラス目の小川から一発で討ち取り12000。
1本場、私はタンヤオドラドラ高目一盃口をダマテンにします。
しかしここは藤中のダマテンに捌かれてしまいます。
私がリーチとしていたなら結果は違うものになっていたかも知れませんがしかたありません。
2回戦は津田がトップ、私は2着で終了します。
3回戦は阿部、藤中、津田、小川の並びでスタート。
開局は津田がリーチでツモアガリ500,1000。
東2局は藤中、津田、阿部の三軒リーチといきなり勝負所を迎えます。
しかし結果は私が藤中の当たり牌を掴んで12000の放銃。
次局は小川の1人テンパイ。
東3局2本場では私が先制リーチ、数巡後藤中からも追いかけリーチ。
行き詰まるめくり勝負は終盤までもつれるも私がツモアガリ。
裏も乗せて2000,4000は2200,4200。
東4局は津田の先制リーチに小川が追いかけリーチ。
こちらは津田が1000,2000のツモアガリ。
南1局は小川の先制リーチを受けますが親の私も追いかけリーチとします。
しかしここも私が当たり牌を掴んで小川に3900の放銃。
南2局は私が先制リーチするも流局、2人テンパイ。
南3局、親番の津田が先制リーチは全員オリて流局。
2本場では藤中が先制リーチ。
イーシャンテンの津田が放銃して5200は5800。
オーラスとなりトップ目の藤中がそつなくアガリを拾ってトップ。
私は4着となり3回戦までのマイナスが40P近くになってしまいました。
最終戦は少しでもマイナスを減らしたいところです。
4回戦の並びは小川、阿部、津田、藤中の順。
親番小川の先制リーチは終盤ツモって2000オール。
東2局は津田の先制リーチ。
三色テンパイの私も押し返しますが、藤中に捌かれ1000の放銃。
東2局、親番の私はドラの中をポンしてイーシャンテン。
しかしここはテンパイ止まりで流局。
1本場では私のテンパイ打牌が小川の仕掛けに捕まり2000は2300の放銃。
東3局は小川が先制リーチ。
ここに親の津田が追いかけリーチ。
小川が掴んで12000の放銃。
次局は津田が先制リーチするも流局。
2本場は津田、藤中、阿部の3人テンパイで流局。
3本場は私が2600は3200の出アガリ。
東4局は私が先制リーチするも流局して2人テンパイ。
次局は藤中がリーチでツモり4000オール。
2本馬では小川がリーチして一発でツモり2000,4000。
南1局は私が3面張でリーチ、親番小川から出て5200。
南2局の私の親番、仕掛けでテンパイを入れるも先制リーチの津田がツモって1300,2600。
南2局、またも津田が先制リーチ。
これを一発でツモって2000,4000。
南3局は私が先制リーチはピンフドラドラの満貫確定。
これをツモって2000,4000。
オーラスを迎え私は親番藤中と同点の2着目。
ここはなんとしても2着を持ち帰りたいところです。
トップ目津田の先制リーチに私はベタオリの選択。
そこにラス目の小川からも追いかけリーチ。
しかし程なく津田がツモアガリ。
津田トップで私は2着で4回戦が終了。
今日はマイナスが30P程で済んだのでトータルはマイナス10P台となりました。
今日は途中で悔やまれる放銃や選択が何度かあり良い結果とはなりませんでした。
ここへきてのマイナスは残り節数を考えると致命的ではありますが、可能性がある限り諦めるわけにはいきません。
残り節は悔いの残らない選択ができるよう全力で臨まなければなりません。

第49回連載へ続く。